パラマウントベッドが病院で選ばれる理由は?シリーズ別の特徴!

介護ベッド

病院へのベッド導入を検討する担当者が、パラマウントベッドが病院で選ばれる理由を調べると、国内シェア約7割という圧倒的な数字に行き当たります。

なぜここまで支持されているのか、他のメーカーとどう違うのか、病院向けのシリーズにはどんな種類があるのかといった疑問が次々と出てきます。

安全性・機能・アフターサービスのすべてが病院という環境に最適化されているため、導入前に特徴を正しく理解しておくことが重要です。

この記事ではパラマウントベッドが病院で選ばれる理由とシリーズ別の特徴、導入費用について解説しています。

パラマウントベッドが病院で選ばれる理由は?

パラマウントベッドが病院で選ばれる理由は、国内医療用ベッド市場における圧倒的な実績・JIS規格対応の安全性・充実したアフターサポート体制の3点に集約されます。

1947年に病院用ベッドの専業メーカーとして創業し、1953年に日本初のパイプベッドを発売、1967年に電動ベッドの製造を開始という歴史を持ち、70年以上にわたって医療現場のニーズに応え続けてきた実績があります。

国内医療用ベッドのシェアは約7割を占めており、全国の病院・介護施設・在宅介護の現場で年間数十万台が導入されています。

JIS T9254の認証を順次取得しており、2015年には経済産業省主催の「製品安全対策優良企業表彰」において「商務流通保安審議官賞」を受賞するなど、安全性への取り組みが公的機関からも評価されています。

グッドデザイン賞をはじめ多数の受賞歴があり、機能性とデザイン性を両立した製品開発が国内外30カ国以上への展開を支えています。

このように、パラマウントベッドが病院で選ばれる理由は、国内医療用ベッド市場における圧倒的な実績・JIS規格対応の安全性・充実したアフターサポート体制の3点に集約されます。

病院向けシリーズの種類と特徴を、次で確認します。

パラマウントベッドの病院向けシリーズの種類と特徴

パラマウントベッドの病院向けシリーズは、一般病室向けのKA-5000シリーズ・高度急性期向けのアルフォーネシリーズ・旧世代のKA-4000シリーズの3系統に分かれています。

シリーズ 対象病室 主な特徴
KA-5000シリーズ 一般病室 3モーター・シンプル設計・高耐久キャスター
アルフォーネシリーズ ICU・高度急性期 高機能・患者監視連動・多彩なオプション
KA-4000シリーズ 一般病室(旧) 旧世代・中古市場での流通が多い

KA-5000シリーズ(一般病室向け)

KA-5000シリーズは一般病室向けの汎用性が高いシリーズで、電動式3モーターを標準搭載しています。

背上げ0〜75°・膝上げ0〜45°・高さ調節330〜710mm(ボトム上面)の範囲で操作でき、一般病室に必要な機能をすべてカバーしています。

走行性に優れたΦ125mmの大径キャスター(双輪・セントラルロック付き)を採用しており、病棟内での移動・搬送がスムーズに行えます。

シンプルなデザインと優れた耐久性から、病院の大規模リニューアルや新規開設時の一括導入に向いています。

アルフォーネシリーズ(ICU・高度急性期向け)

アルフォーネシリーズはICUや高度急性期病棟向けの高機能シリーズで、患者監視システムとの連動や多彩なオプションへの対応が最大の特徴です。

背・膝・高さ調節に加えてトレンデレンブルク体位(頭低位)への対応や、X線撮影対応ボトムの搭載など、急性期医療に必要な機能が網羅されています。

スタッフパネルによる操作制御や、ナースコールとの連動機能により、患者の急変時への対応力が向上します。

KA-4000シリーズ(旧世代)

KA-4000シリーズはKA-5000シリーズの前身にあたる旧世代モデルで、現在は生産を終了しています。

中古市場では流通量が多く、一般病室への導入コストを抑えたい場合に選択肢になります。

このように、パラマウントベッドの病院向けシリーズは一般病室向けのKA-5000シリーズ・高度急性期向けのアルフォーネシリーズ・旧世代のKA-4000シリーズの3系統に分かれています。

パラマウントベッドが病院で評価される安全機能を、次で確認します。

パラマウントベッドが病院で評価される安全機能

パラマウントベッドが病院で高く評価される安全機能は、離床センサー・転倒転落対策・誤操作防止ロック・抗菌加工・停電時手動操作・セントラルロックキャスターの6点です。

離床センサーによる転倒転落対策

ベッドサイドや床に設置する離床センサーと連動することで、患者が起き上がったり降りようとした際にナースコールへ即座に通知できます。

高齢患者や術後患者の転倒転落事故は医療訴訟リスクにもつながるため、離床センサーとの連動機能は病院においての安全管理上の重要な要件です。

誤操作防止ロック

患者や認知症のある方が意図せずリモコンを操作することで、ベッドが不意に動いて転落する事故を防ぐため、操作ロック機能が搭載されています。

スタッフパネルから患者側のリモコン操作を制限できるモデルもあり、状態に応じた操作権限の設定が可能です。

抗菌加工・衛生設計

ベッドフレームやサイドレールには抗菌加工・防水仕様が施されており、清拭・消毒作業がしやすい構造になっています。

院内感染対策が厳格に求められる病院環境において、清掃のしやすさと衛生管理のしやすさは導入判断の重要な基準です。

停電時の手動操作

停電が発生した際にも、ハンドル操作で背・膝を下げられる手動操作機能が搭載されており、緊急時の患者の安全を確保できます。

セントラルロックキャスター

病棟内での患者移送時は全キャスターを自由にして動かし、設置時は中央のペダル1か所で全輪を同時にロックできるセントラルロック機能が搭載されています。

これにより移送と固定の切り替えがワンアクションで行え、スタッフの作業効率が向上します。

このように、パラマウントベッドが病院で高く評価される安全機能は、離床センサー・転倒転落対策・誤操作防止ロック・抗菌加工・停電時手動操作・セントラルロックキャスターの6点です。

パラマウントベッドの病院向けICTソリューションを、次で確認します。

パラマウントベッドの病院向けICTソリューション

パラマウントベッドは病院向けにスマートベッドシステム・眠りスキャン・ナースコール連動などのICTソリューションを提供しており、スタッフの業務効率化と患者安全の向上に貢献しています。

スマートベッドシステム

ベッドのセンサーが患者の在床・離床・体動・呼吸数・心拍数などを非接触で計測し、ナースコールや病棟管理システムと連動することで、スタッフが巡回しなくても患者の状態変化をリアルタイムに把握できます。

夜間の定期巡視の回数削減・スタッフの身体的負担の軽減・患者の睡眠妨害の防止という3つの課題を同時に解決できる点が、病院での導入が進む主な理由です。

眠りスキャン

ベッドに設置するだけで睡眠状態・呼吸数・心拍数・体動・離床を自動で計測・記録できるシステムで、患者ごとの睡眠の質を客観的なデータで把握できます。

看護記録への自動連携が可能な機種もあり、スタッフの記録作業時間の短縮に貢献しています。

ナースコール連動

ベッドの動作状態・センサー検知・患者の操作状況をナースコールシステムと連動させることで、患者の状態変化を即座にスタッフに通知できます。

デジタル介護ソリューション・排泄ケアソリューションなど周辺システムとの統合も可能で、病棟全体の安全管理体制の強化につながります。

このように、パラマウントベッドは病院向けにスマートベッドシステム・眠りスキャン・ナースコール連動などのICTソリューションを提供しており、スタッフの業務効率化と患者安全の向上に貢献しています。

病院へのパラマウントベッド導入費用と中古品の活用を、次で確認します。

病院へのパラマウントベッド導入費用と中古品の活用

病院へのパラマウントベッド導入は、長期使用が見込まれる一般病室では動作確認済み・保証付きの中古品を活用することでトータルコストを大幅に抑えられます。

導入方法 費用目安(3モーター) 向いているケース
新品(KA-5000シリーズ) 25〜40万円/台 最新機能・ICT連動が必要
有名メーカー中古品 8〜15万円/台 一般病室・回復期リハ病棟
KA-4000シリーズ中古品 5〜10万円/台 コスト重視・短期使用

回復期リハビリテーション病棟や一般病室では、最新のICT機能よりも基本的な3モーター機能と耐久性が重視されるため、状態の良い中古品を活用することで導入コストを新品の半額以下に抑えられます。

一般病室20床にKA-5000シリーズの3モーター中古品(1台10万円)を導入した場合、新品導入(1台30万円)と比較して合計400万円のコスト削減が可能です。

中古品を選定する際は以下の5点を必ず確認することが重要です。

  • 背上げ・膝上げ・高さ調節のすべてのモーターが動作確認済みであること
  • セントラルロックキャスターが正常に機能すること
  • 手元リモコン・サイドレール・ベッドボードなど付属品が一式揃っていること
  • 専門業者による清拭・消毒・抗菌処理が施されていること
  • 購入後1年程度の動作保証があること

ICU・高度急性期病棟など患者監視システムとの連動が必須の部門には、最新のアルフォーネシリーズの新品導入を優先し、一般病室との使い分けによってトータルの導入コストを最適化することが合理的な判断です。

このように、病院へのパラマウントベッド導入は長期使用が見込まれる一般病室では動作確認済み・保証付きの中古品を活用することでトータルコストを大幅に抑えられます。