「介護ベッドの値段が高そうで手が出ない」と感じていても、方法を正しく選べば月額数百円から利用できるケースがあります。
購入・介護保険レンタル・自費レンタルと選択肢が複数あり、それぞれ費用・条件・手間が大きく異なります。
状況に合わない方法を選ぶと費用が無駄になったり、逆に必要な機能が得られなかったりするため、比較してから判断することが重要です。
この記事では介護ベッドの値段を購入・介護保険レンタル・自費レンタル・中古品の4パターンで整理し、選び方のポイントも解説しています。
介護ベッドの値段はいくら?
介護ベッドの値段は利用方法によって月額数百円から25万円以上の幅があり、介護保険レンタル・自費レンタル・新品購入・中古購入の4つの選択肢があります。
| 方法 | 費用目安 | 主な条件 |
|---|---|---|
| 介護保険レンタル | 月額800〜1,500円(1割負担) | 要介護2以上(原則) |
| 自費レンタル | 月額5,000〜18,000円 | 要介護度を問わない |
| 新品購入 | 8〜25万円程度 | 全額自己負担 |
| 中古購入 | 新品の4〜6割 | 施設・長期使用向け |
介護ベッドは介護保険法上「特殊寝台」として福祉用具貸与の対象品目に含まれており、条件を満たせば介護保険を使ってレンタルできます。
このように、介護ベッドの値段は利用方法によって月額数百円から25万円以上の幅があり、介護保険レンタル・自費レンタル・新品購入・中古購入の4つの選択肢があります。
最も費用を抑えられる介護保険レンタルの値段と条件を、次で確認します。
介護ベッドの値段①介護保険レンタルの費用相場
介護保険レンタルを利用した介護ベッドの値段は、1割負担の場合で月額800〜1,500円程度が相場です。
介護ベッドの介護保険レンタルは、原則として要介護2以上の認定を受けた方が対象で、レンタル料の1割(所得に応じて2〜3割)を自己負担します。
| モーター数 | 月額レンタル料の目安(全額) | 1割負担の目安 |
|---|---|---|
| 1モーター | 3,000〜5,000円 | 300〜500円 |
| 2モーター | 5,000〜8,000円 | 500〜800円 |
| 3モーター | 8,000〜15,000円 | 800〜1,500円 |
付属品の追加費用
ベッド本体のレンタル料に加え、サイドレール・マットレス・介助バーなどの付属品は別途レンタル料がかかります。
サイドレール1本あたり月額200〜400円(1割負担)が目安で、3モーターベッドにサイドレール2本・マットレスをセットでレンタルすると月額合計2,000円前後になるケースがあります。
要介護1以下の方の例外給付
要介護1以下・要支援の方は原則として介護保険での介護ベッドレンタルは対象外ですが、主治医が医学的に必要と判断した場合に例外的に認められるケースがあります。
また、要支援1〜要介護1でも主治医の意見書がある場合に介護保険の利用を認めている自治体もあるため、ケアマネジャーへの相談が重要です。
レンタルの手続きの流れ
- 要介護認定の申請・認定を受ける
- ケアマネジャーにケアプランを作成してもらう
- 福祉用具貸与事業者を選ぶ
- 事業者と契約してサービス開始
このように、介護保険レンタルを利用した介護ベッドの値段は1割負担の場合で月額800〜1,500円程度が相場です。
要介護度を問わず利用できる自費レンタルの値段を、次で確認します。
介護ベッドの値段②自費レンタルの費用相場
自費レンタルの介護ベッドの値段は月額5,000〜18,000円程度が相場で、要介護度に関わらず誰でも利用できる点が最大の特徴です。
介護保険レンタルより費用は高くなりますが、最も高スペックな介護ベッドを1年間レンタルしても年間で最大18,000円程度に抑えられるケースがあります。
同じ介護ベッドを10年間レンタルし続けたとしても購入費用と同程度の費用感に収まる計算になるため、長期でも選択肢として成立します。
自費レンタルが向いているケース
- 要介護1以下・要支援で介護保険の対象外の方
- 退院後の回復期に短期間だけ使いたい場合
- 介護認定の結果が出る前に急いで導入が必要な場合
- 将来的に返却できる柔軟性を確保しておきたい場合
自費レンタルの場合も、故障時の修理・交換や搬入・搬出は業者が行うため、使用後の処分費用が不要な点は介護保険レンタルと同様です。
このように、自費レンタルの介護ベッドの値段は月額5,000〜18,000円程度が相場で、要介護度に関わらず誰でも利用できる点が最大の特徴です。
新品購入の介護ベッドの値段を、次で確認します。
介護ベッドの値段③新品購入の費用相場
介護ベッドを新品で購入する場合の値段はモーター数によって8〜25万円程度が相場で、介護保険では購入に介護保険が適用されないため全額自己負担になります。
| モーター数 | 新品購入の相場 | 主な用途 |
|---|---|---|
| 1モーター | 8〜13万円 | 起き上がりサポートのみ必要 |
| 2モーター | 12〜18万円 | 介助者の腰負担も軽減したい |
| 3モーター | 15〜25万円 | 長時間臥床・褥瘡予防 |
マットレスは別途費用が必要
ベッド本体の値段とは別にマットレスを購入する必要があり、介護ベッド対応のマットレスで5,000円〜9万円程度が目安です。
パラマウントベッドのカルムシリーズであればカルムライトが約17,600円(税込)、カルムコアが37,400円〜と価格の幅があります。
非課税になる組み合わせの確認
介護ベッド本体は一定の条件を満たすと消費税が非課税となり、同時購入するマットレス・サイドレールも非課税対象になる組み合わせがあります。
幅100cm以上・キャスター付きのベッドは課税対象となるため、購入前に販売店に非課税の対象かどうかを確認することで10%分のコスト削減ができます。
購入のメリットとデメリット
購入のメリットは機種・デザイン・サイズの選択肢が広く、希望の仕様を選べる点です。
デメリットは初期費用が大きく、状態変化による買い替えが必要になった場合に不要になったベッドの処分費用と手間が発生することです。
このように、介護ベッドを新品で購入する場合の値段はモーター数によって8〜25万円程度が相場で、全額自己負担になります。
中古品購入の介護ベッドの値段を、次で確認します。
介護ベッドの値段④中古品購入の費用相場
介護ベッドの中古品の値段は新品の4〜6割程度が相場で、3モーターモデルでも5〜12万円程度で入手できるケースが多いです。
有名メーカーの介護ベッドは耐久性が高く、状態が良い中古品であれば購入後さらに数年の使用が十分見込めます。
施設・法人で複数台を長期使用する場合、介護保険レンタルが利用できない施設備品として中古品を一括購入する方が、トータルコストを大幅に抑えられます。
中古品の値段の目安
| 機種・モーター数 | 中古品の値段の目安 |
|---|---|
| 楽匠Z 3モーター | 6〜12万円 |
| 楽匠S 3モーター | 5〜10万円 |
| 楽匠プラス 3モーター | 8〜15万円 |
| レントシリーズ 3モーター(施設向け) | 8〜15万円 |
中古品を選ぶ際の確認ポイント
- 背上げ・膝上げ・高さ調節のすべてのモーターが動作確認済みであること
- 手元リモコン・サイドレール・ボードなど付属品が一式揃っていること
- 専門業者による清拭・消毒・抗菌処理が施されていること
- 購入後1年程度の動作保証があること
- 製造から10年以内であること
このように、介護ベッドの中古品の値段は新品の4〜6割程度が相場で、3モーターモデルでも5〜12万円程度で入手できるケースが多いです。
介護ベッドの値段を踏まえたレンタルと購入の選び方を、次で確認します。
介護ベッドの値段を考えたレンタルと購入の選び方
介護ベッドの値段と利用方法を比較して選ぶには、利用期間・介護度・状態変化の可能性・衛生面の4点を軸に判断することが重要です。
利用期間で判断する
介護保険レンタルで月額1,000円の場合、10年間の累計は12万円です。
新品3モーターベッドを15万円で購入した場合、12〜13年目以降でレンタルの累計費用が購入額を上回る計算になります。
短〜中期の利用が見込まれる場合はレンタルが有利で、10年以上の長期使用が見込まれる施設・法人向けには中古購入が有利になるケースが増えます。
介護度と状態変化で判断する
要介護2以上であれば介護保険レンタルを最優先で検討することが基本で、費用が最も安く機種変更にも柔軟に対応できます。
状態が変化してより高機能な機種が必要になる可能性がある場合、購入よりレンタルで対応力を確保する方が合理的です。
衛生面・心理面で判断する
他人が使用したものへの抵抗がある場合や、清潔感を重視する場合は購入が向いています。
レンタル品は返却前に専門業者が洗浄・消毒処理を行っているため衛生上の問題はありませんが、心理的な安心を優先する場合は購入を選ぶのが賢明です。
このように、介護ベッドの値段と利用方法を比較して選ぶには、利用期間・介護度・状態変化の可能性・衛生面の4点を軸に判断することが重要です。


