パラマウントベッドの楽匠Sと楽匠Zの違いを調べているけれど、何が変わるのかよくわからないという方は多いです。
名前がよく似ているうえに、カタログを見ても仕様の差がわかりにくく、どちらを選べばいいか判断に迷いやすいシリーズです。
楽匠Sと楽匠Zは価格帯も機能も異なるため、違いを理解せずに選ぶと必要な機能が足りなかったり、逆に過剰なスペックを買うことになります。
この記事で楽匠Sと楽匠Zの違いを整理して、自分に合ったモデルを選べるようにしておきましょう。
楽匠Sと楽匠Zの違いは何?どちらを選べばいい?
楽匠Sと楽匠Zの最大の違いは、背上げ時の「グライド機構」の有無と、対応できるオプションの幅です。
楽匠Zには背を上げた際に身体がずれにくくなるグライド機構が搭載されていますが、楽匠Sにはこの機能がありません。
介護の程度が軽く、起き上がりのサポートが主な目的であれば楽匠Sで十分対応できます。
長時間ベッドで過ごすことが多い方や、食事・服薬で頻繁に上体を起こす場面が多い場合は楽匠Zが適しています。
グライド機構の有無と使用頻度が、楽匠Sと楽匠Zを選ぶ際の判断基準です。
楽匠Sの特徴と向いているケースを、次で詳しく確認します。
楽匠Sの特徴と向いているケース
楽匠Sは楽匠シリーズのスタンダードモデルで、必要な機能を押さえつつ費用を抑えたい場合に適しています。
背上げ・膝上げ・高さ調節の基本機能を備えており、はじめて介護ベッドを導入する家庭でも使いやすい設計です。
グライド機構は搭載されていませんが、介護度が低く長時間の背上げ姿勢が少ない場合は実用上の問題はほとんどありません。
サイドレールや手すりなどのオプションも取り付けられるため、必要に応じてカスタマイズできます。
以下のようなケースでは楽匠Sが適した選択肢です。
- 要介護1〜2程度で、自力での体の動きがある程度残っている
- 起き上がりや姿勢保持のサポートが主な目的
- 費用をできるだけ抑えたい
基本機能で十分な介護環境であれば、楽匠Sが楽匠シリーズの中でもっとも選びやすいモデルです。
楽匠Zの特徴と向いているケースを、次で確認します。
楽匠Zの特徴と向いているケース
楽匠Zは楽匠シリーズの中核モデルで、グライド機構による身体のずれ防止が最大の特徴です。
背を上げた際に背中と腰がずれにくく設計されているため、長時間上体を起こした姿勢を保ちやすく、利用者の負担が軽減されます。
サイドレールの形状や手すりのバリエーションが楽匠Sより豊富で、利用者の体格や動作に合わせた細かい調整がしやすいです。
以下のようなケースでは楽匠Zが適した選択肢です。
- 食事・服薬・リハビリで頻繁に上体を起こす場面がある
- ずり落ちや体のずれが気になっている
- 長期的な使用を想定しており、オプションの柔軟性が必要
使い勝手と機能のバランスを重視するなら、楽匠Zが楽匠シリーズの中心的な選択肢です。
モーター数での選び方を、次で確認します。
楽匠Sと楽匠Zをモーター数で選ぶ場合の考え方
楽匠S・楽匠Zともに1モーター・2モーター・3モーターから選べるため、モデル選びとモーター数選びは別に考えることが重要です。
モーター数によって動かせる部位が変わるため、利用者の介護度と必要な機能に合わせて選ぶのが基本です。
- 1モーター:背上げのみ。起き上がりのサポートが主な目的の場合
- 2モーター:背上げ+高さ調節。介助者の腰への負担を減らしたい場合
- 3モーター:背上げ+膝上げ+高さ調節。介護度が高く長時間ベッドで過ごす場合
楽匠Sで3モーターを選ぶか、楽匠Zで2モーターを選ぶかなど、モデルとモーター数の組み合わせで費用と機能のバランスが変わります。
介護度と必要な動作をケアマネージャーに確認したうえでモーター数を決めることが、楽匠シリーズ選びで後悔しない基本です。
楽匠Sと楽匠Zを中古で選ぶ場合のポイントを、次で確認します。
楽匠Sと楽匠Zは中古でも選べる?
楽匠S・楽匠Zともに中古市場で流通しており、状態が良ければ新品より大幅に安く入手できます。
パラマウントベッドは耐久性が高く、適切に使用されていた中古品であれば機能面での問題はほとんど出ません。
中古を選ぶ際は、モーターの動作確認・サイドレールなど付属品の有無・使用年数の3点を必ず確認することが重要です。
楽匠Zのグライド機構は使用頻度が高い部分のため、中古の場合は動作がスムーズかどうかを実際に確認してから購入することをおすすめします。
動作に問題がなく付属品が揃っていれば、楽匠S・楽匠Zともに中古でも十分選択肢になります。

